|
太田先生も当スクールの卒業生。現場に出れば頼れる先輩だ
|
「日→英ニュースライターT」では、NHKニュースの日本語原稿を、2カ国語放送や海外発信用の英語ニュースに書き換えるニュースライターの基本的な技術を学ぶことができる。
今回見学したのは学期のほぼ真ん中の6回目の授業。現職のニュースライター太田雅子先生を中心になごやかな雰囲気のなか、来週は中間試験ということもあって、心地よい緊張感も漂う。
授業は先週出されたホームワーク「スリランカでの爆弾テロ事件」、「沖縄でのタクシー強盗事件」を見直すことから始まった。両方とも実際に放送されたニュースだ。指名された受講生が自分の原稿を読み上げると、「リード(最初の文でニュースの主旨を伝える重要な箇所)が長い」「事件の背景は適切に補足されている」など受講生の意見が飛び交う。また講師からは、リードの注意点や、海外向けニュースならではの情報整理の仕方、背景知識の情報などが示され、受講生はそれを吸収すべく皆真剣なまなざしだ。
音読演習と問題点の共有
クラスワークは各自が課題原稿に30分かけて取り組む
|
|
授業で重きが置かれるのは、放送≠常に意識してライティングすること。公共の電波に乗り、海外のリスナーが耳で聞くニュースは、適切な言葉を使いコンパクトで分かりやすい英文でなくてはならない。そのため授業では、原稿の音読が行われる。音読する受講生は読みづらい箇所がないかを再確認し、ほかの受講生はリスナーとして、流れが分かりやすいかをチェックするためである。読みづらい文は聞きづらく、原則として聞き直しができない放送ニュースでは避けなければならない。
受講生どうしの問題点の共有にも焦点があてられる。悩んだ点や難しかったところなどを活発に出し合うことで疑問や不安が解消し、自分の弱点も客観視できる。プロへの道は厳しいが、この環境での訓練は、大きな糧になるに違いない。