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熱のこもった成瀬先生の講義。2時間があっという間に終わってしまう
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18時45分に授業が始まると、受講生それぞれが、今日の『日本経済新聞』で気になった記事を発表。「三世代同居に減税」「アフリカへの支援とコメ問題」「バイオ燃料」と話題が提示されるなか、担当の成瀬由紀雄先生が記事の背景を経済的視点から分析していく。「この記事の裏にはどんな意図が働いているのか -- 経済原則や、経済が生き物のように反応していく状況が解説されるのを、受講生は熱心に聞き入っている。まるで大学のゼミのような雰囲気だ。受講生には、毎日『日本経済新聞』を読むことが義務づけられているという。
課題に入る前に、成瀬先生から推薦図書が紹介される。受講生には、翻訳者としての教養を深めるため、参考図書260冊のリストが渡されている。今日紹介されたのは、それ以外の1冊。内容紹介とともに、翻訳の良し悪しについてもコメントがなされる。有名な学者の訳だが、受講生は「自分たちのほうがいい訳ができる」と感じたようだ。
厳しい指摘だから学べる翻訳の本質
「今日の新聞で気になったのはどの記事ですか?」受講生一人ひとりが気になった記事を挙げていく。
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今日のテキストは“ECONOMICS: A Very Short Introduction”(Partha Dasgupta, Oxford University Press, 2007)。前回の授業で担当部分が割り当てられていて、受講生は翻訳したものを授業前にメールで提出することになっている。授業では、それらの翻訳を全員で評価し合う。
先生からは、誤訳に対して手厳しい指摘が……。しかし、そのなかには「代名詞・冠詞に注意する」「長い英文を訳すには日本語を短く切る」など、数々のアドバイスが散りばめられている。受講生が厳しい指摘に落ち込むことがないのは、こうしたコメントの貴重さが分かっているから。もちろん先生のキャラクターによるクラスの明るい雰囲気も手伝ってのことだ。