大学のエクステンションセンターですから、どの講座もどなたでも受けられるのが特徴です。ですけれども、私も含めて3人の講師がいずれも現役の同時通訳者・放送通訳者ですので、現場で行われている訓練法や実際に使われている教材をふんだんに使って、通訳の現場を具体的に知ることができる講座となっています。
「英語基礎通訳」は通訳の世界を体験していただく講座です。通訳という仕事が自分に向いているかどうか知りたい、勉強法を知りたいという方にお勧めします。通訳の訓練法は最近リスニング能力の訓練にも取り入れられていますので、英語のレベルアップにもおおいに役立ちます。
この中に「音声」に焦点をあてた講座が2回ありますが、受講生から「2回ではとても足りないので、もっと音声に特化した講座がほしい」という声が多くなり、「実践英語発音矯正」の講座ができました。これは定員10人の少人数クラスなので、その分具体的・実践的指導が受けられます。
どう表現するかは通訳の領域
それとほぼ並行して「放送通訳体験講座」も始まりました。放送通訳というのは、聞き手が不特定多数である上、流れて消えていってしまうものですから、1回聞いただけですぐに分かる内容でなければなりません。素材には実際のニュースや対談・インタビューなどを使って、現場のことを伝えながら、実践的に学んでいきます。
通訳は人の言葉を別の言語に置き換えて伝える仕事ですが、それをどう表現するかという意味で自己表現でもあります。そういう面白さを体験してみたい方はぜひ受講して、その世界をのぞいてみてください。
Profile
USC(南カリフォルニア大学)で米語音声学特別講座履修。UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)言語学科卒業。NHKのBS試験放送開始時以来の放送通訳者。NHK等の通訳養成講座講師。東海大学エクステンションセンターで「実践英語発音矯正」「英語基礎通訳」「放送通訳体験講座」を担当。